北海道大学の施設として研究・教育・実習を主な目的としながら設立当初から一般市民に公開され、市民に親しまれて来た〝緑のオアシス〟。札幌駅から徒歩で約10分という立地にありながら、広さ13.3haの園内にはハルニレの巨木が立ち、一部ではうっそうとした林も残されていて、開拓以前の古き札幌の姿がしのばれる。高山植物など北海道の自生植物を中心に約4000種類の植物が育成されており、春には美しい花々を、秋には色鮮やかな紅葉を楽しめる。博物館や北方民族資料室があり、北海道の開拓や先住民族の生活・文化に関する貴重な資料を見ることもできる。